あおりんごの凡ぶろぐ

美大を卒業した後、色々な経験を経て、現在は個人事業主&作家活動中

数字の3と世界の隠語発音集


最近「本質」について触れる機会が増えてきたあおりんご。
ただその本質に辿り着くには沢山の知識と、俯瞰して見るよりも自分から一歩引いて眺めることなのかなーと考えたりして生きています。

【何が君の幸せ】

今のお仕事に関しても、特注品は依頼者を癒すためのもの。
私が作りたい作品は、私と鑑賞者、そしてもうひとつの存在のためのもの。
と考えて作っています。

先日友人Aとお話していたら。
友人は作品のモデルを探していました。
そして友人の兄弟のパートナーさんが精神的に病んでしまいお仕事を辞められた話も聞きました。

私もモデルを頼まれたけれど、どちらかというと友人の作品を購入ターゲットにしている年代や作品の雰囲気からして兄弟のパートナーさんの方がピッタリじゃないかと提案してみたところ、友人はハッとしていました。
まさに灯台下暗しです。

これ実は病んでいることを聞いてから二日間ほどかけて考えて提案したものでした。
精神的に病んでいる方にとって何がいいのか、ずっと考えていたのです。
会ったこともないのにね。
でも兄弟のパートナーさんもおしゃれができて、アルバイト代も入って、少しでも気持ちが上がるんじゃないかな。
友人はモデルが身近にいることが強みになるし、おしゃれが好きな子だから会話も盛り上がるだろうし、家族内での株も上がり、うまくいけば兄弟のパートナーさんからその年代の友人たちに広まって売りやすくなるかもしれない。
※作品を沢山売りたいと言っていた。
お互い良いこと尽くめじゃないですか。

私にとって何の得もないけど、ただ皆が幸せになる方法ないかなと考えました。
実行するかしないか、どう捉えるのかは、本人たち次第。
ただ、こういう道もあるんじゃない?と提案しただけなので無責任なものです。

実際聞いてみたそうで、モデルを喜んで引き受けてもらえたようです。
めでたし。

この考えに至ったのは昔、とある画廊の方が教えてくれた三方よしという言葉に基づいているように思います。
三人のそれぞれ違う分野の商人がいて、全員で知恵を出し合いお互いにとって良い方法で商売をしてうまくいく話だったかな。

以前のブログでも書いたお話にもちょっと重なる部分がありますね。

aor1ngo.hateblo.jp
今気づいたけど、こちらは三尺三寸箸という話だし、何だかという数字がやたら出てきますね。
不思議。

「3」の意味について調べたら「協力者がそばにいるのでその人を頼りに進むように」ということでした。
意味も重なりますね。

【伝えたいこと】

過去にあんまりこだわらない私が、今もちょっと後悔していることがひとつあります。
近年父方の祖母が前触れもなく突然亡くなったのですが、その一年前に父と仲違いをし距離を置いていたために、コロナ禍でただでさえ祖母に会いに行く機会がなかったのに、一度も会えないまま事故が起き、一生会えなくなってしまったことです。

そしてときは経ち、今度は母方の祖父の体調が芳しくない状況で、こちらも遠方のため会いに行ける機会が減っているところ。
先月会いに行くはずが緊急手術のため会えず。
「退院したから来週一週間会いに行くけど、一緒に行く?」と家族に聞かれました。
最初は他の予定もあったので「行けない」と答えましたが父方の祖母のことを思い出し、他の予定を調整して行けるようにしました。
あとは祖父の体調次第ですけれど、私はこれで良いのだと思います。

実は私がこの仕事を一生の仕事に選んだのは、紛れもなく祖父の影響なのです。
祖父は90歳を超えた今も尚現役で働いています。
私も死ぬまで現役で色々自分で工夫して生きてゆきたいと考えて美大に入り直したのです。
何度か本人に伝えたような気もしますが、流されたようにも思いますし「これからも私は祖父のように生きるよ!」とお礼も兼ねて宣言したい気持ちもあります。
地球上の生き物は重力と老化には逆らえません。
少しでもお互いが生きているうちに会えることを願います。

【世界の隠語】

さて、ここからはガッツリ下ネタになりますのでご注意ください。
しんみりしたままでは終われません。
私は今年一の大発見だ!と思う言葉に出会いました。

花も恥じらう乙女という言葉があります。
これは花が恥じらうのか、乙女が恥じらうのか、はたまた何を恥じらうのか。
調べていくとこの言葉の対義語としては水も滴るいい男だというのです。
調べても調べてもこの件についてこれ以上詳しく書いている文献も資料も論文もないのですが、日本の庶民的文化でもある春画やら秘宝館やら行ったことのある私からすると、全てが下ネタにしか思えないのです。

この表現も、以下の友人との会話も
以前のブログにも書きました、前衛芸術花道家中川幸夫さんの作品にも通ずるものがあります。

aor1ngo.hateblo.jp


数週間前に友人とのこんな会話を交わしたところでした。
友人:パートナーから珍しく自分の誕生日に花束をもらったので飾ったところ、百合の花の香りもものすごいのだけど、雄蕊の花粉も取らなきゃ行けないし、雌蕊がまたベタベタするんだよね。
私:花って性器そのものだもんね。
この言葉、普通の人なら引く人もいると思うのですが、美大卒の友人たちには間違いなく通じる不思議。
とても共感していただけました。
多分いつも大真面目な顔してこんなことばっかり喋ってるから慣れもあるのかもしれない。

更にK-POPの話題になりますが、昔のBTSがラジオ番組で男性の大切な部分を「唐辛子」と表現していたことを思い出しました。
韓国はキムチが有名ですし、唐辛子は料理に頻繁に使われているので、ここに各国の文化的表現を感じるのです。

日本では桃や鮑、茄やバナナなど。
でも、桃もバナナも外来のものですから、鮑と茄の方が古くから使われている言葉なのではないでしょうか。

隠語と言えるのかわからないけど友人から中国語では
あの人は私のタイプ → あの人は私のおかず(直訳)
という言い方もすると教わりました。

世界中に全く同じではないだろうけど大体同じような部位を持ち合わせた言語表現の使える人間が沢山居るのです。
ということは各国での下ネタ表現、いわゆる隠語というものがあるなら、調べてみるとめちゃくちゃ面白いと思いませんか。

それからTWICEの「TT」という楽曲のタイトルからしてフィリピンでは放送禁止用語ということで公共放送で流せないというニュースを見かけました。
TTは発音が男性の大事な部分と同じなんだそうです。
こんなの小さい子が見た暁には幼稚園や学校で絶対流行ること間違いなしですからね。
日本でもクレヨンしんちゃん大ブームにより世の親御さんたちは大慌てでしたよね。
近年はちょっとお上品な表現になってきた気がします。

世界中の隠語発音集なんてありませんから(私が知らないだけであったりして)実は私たちも日本語だと思って、堂々とどこかの海外の国の隠語を発言しているような場面もあるのかもしれません。
その現場に偶然居合わせて隠語の意味を知っている人がいたならば、やっぱりクスリとなってしまうのが人間でしょう。

そんなくだらないことを話せる友人がいる時点で私は幸せなんだろうな。
さて、仕事の続きでもしてきます。

今週のお題「人生で一番高い買い物」