あおりんごの凡ぶろぐ

美大を卒業した後、色々な経験を経て、現在は個人事業主&作家活動中

食いしん坊たちを繋ぐ不思議なご縁

長い付き合いの友人とは、最初から気が合うと思っていましたか?

個人事業主となり、作家となり、ひとり黙々とものづくりをするようになってからというもの、付き合う人間が変化し、コロナ禍ということもあり人数も限られています。
私は元々人付き合いが上手い方ではない。
それでも仲良く付き合い続けてくれる人がいる。
ありがたいことです。

現在よく会っている友人たちですが、出会った当初、実は合わないところや苦手なところもあった人たちだったもので「そのうち会わなくなるだろう」と思い距離を保って付き合いを続けていました。
しかしある程度の付き合いの長さを超えると、お互いに成長や変化がある中で、だんだんと付き合いやすくなってきたことに気付きます。

BTSメンバーも、最初は合わなかったそうですが、合わせられない人には合わせられる人が
歩調を合わせ、意見が食い違ってもお互いが物理的に離れられないように手を繋ぐなど、ルールを設けて少しずつ付き合い方を調整していったというエピソードを思い出しました。

私はそういうことを意識して付き合うことは全くないですが、付き合う中で「失礼だな、とは思うけど、この人はこういう人なんだろうな」と遠くから見ているような気持ちで付き合っていた頃があったことを思い出します。
相手との年齢差が10歳違ったからこそそう思えたのかもしれません。
それから約10年も時が過ぎると、経験や環境などの変化もあり「あの頃の私は随分失礼なことをしていたよね」と相手から言うものですから驚きました。

親戚でも同じようなことがありました。
でも何十年も経ってから「あの時は私もしつこかったよね」と言われるのです。

私も嫌なことがあってもあんまり口に出して言うことがない性格でしたから、不思議だったのです。
皆、過去を振り返って冷静に自分を見返しているのだなと感心します。
私はそう言うことが出来ているだろうか。
・・・・・・多少はあるのかも。
皆さんはどうですか?

私は過去の記憶があるのは一部しかないのです。
記憶がないところに関しては、何にも興味がなかった時だと思います。
自分にも他人にも興味がなくてふわふわと浮いていたのでしょう。
そのときの記憶を最近少しずつ思い出す努力をしています。

何があって、どうしてそう思っていたのか。
それは私しかわからないことだから。

友人たちと話していると「あの時あおりんごがこう言ったおかげでこうなったんだよ」という言葉をもらう時があります。
当人は「そんなこと言ったっけ?」と言うものですが、当時のことを教えてもらうと間違いなく私が言っていたようだと言うことがわかります。
私の意識しない言動によって誰かが影響を受けているのは、良いのか悪いのかわかりませんが、本人が良いと思うなら良いのでしょう。
私は友人が喜んでいるなら、嬉しいです。

そういえば昨日も台湾の友人と韓国料理を食べに出かけたのですが、以前食事に出かけた時に友人が言っていた言葉を覚えていて、それが改善するものを作ってプレゼントしたのです。
毎度台湾のお土産などをくれるものですから、そのお礼も兼ねて。
すると「嬉しい!涙がでそう!大切に使うね」と喜んでもらえました。

そういえばこの台湾の友人ともこんなに長い付き合いになるとは思っていなかったです。
繋がりも遠い遠いものだったのです。
でもなんだかんだ波長が合っていて、一緒にいて落ち着くし楽しい。
たまに中国語を教えてもらったりします。

その友人とはご飯を食べに出かけることが多いのですが。
目で見て「美味しそう」
香りを嗅いで「絶対美味しいね」
食べて「美味しい!!」
味わって「んー!幸せー!」
って必ず言うんですよね。
見てるだけでこっちが幸せになります。

そういえば、付き合いの長い友人たちは全員漏れなく食いしん坊。
類は友を呼ぶのでしょう。

今後はどういった展開になるのかは誰にもわかりませんが、今この友人たちと偶然同じ列車に乗り合わせ、美味しいものを食べて会話をして、色んな体験ができることを楽しみたいと思います。

自分がパンセクシュアルなのではないかと考えてから、何か重たかったものが外れたような感じで、ジェンダーも年齢も問わず、誰といる時間も大切に楽しく過ごそうと思うようになりました。
「恋愛」という考えや「我」「エゴ」が出てきそうになったら、一度それをクリアにして「私は目の前の人がただ好きで一緒にいるのだ」と思うようにしています。
自分が好きだと思う人を尊重すること。
それが一番大切なことです。

ひとりひとりを見つめて、聞いて、考える。
どうしたら喜ぶかな?お互いに嬉しいかな?って。
たまにしか会わないんだから、楽しい時間を過ごしたい。
些細なことも覚えていて、次回会った時に実行して喜んでくれたら、お互いいい気持ちで楽しい時間を過ごせる。
短い時間だからこそ出来ることってあると思う。

会わなくても、連絡取らなくても、ふと思い出しては好きな時に連絡し合うような楽な関係の人もいます。
SNSも普及しているのでそういう関係でも何の心配にもならない。
長過ぎる関係に落ち着くと誕生日とかふとした時に連絡する程度になることもあります。
それで疎遠になるってこともあんまりない。

人間関係とは不思議なものですね。

今週のお題「何して遊んだ?」