あおりんごの凡ぶろぐ

美大を卒業した後、色々な経験を経て、現在は個人事業主&作家活動中

人は何のために占うのか

占い師さんに「もしかして同業者ですか」と言われたことがあるあおりんごです。

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これはBTSシーグリの占い師コスプレのテヒョン。美しい。

私はタロット占いをしたことはありますが趣味程度。
美大でも気が向いた時にクラスメイトを占ってました。
ちょっとだけ流行った時期は「一日二人まで」としていました。
制作して座学も受けて占いもすると流石に集中力が切れます。

占いって「信じる」「信じない」「当たる」「当たらない」とよく謳われていますが、私は占いの本質って少し違うと思っています。
昔は宗教も絡んでいたのでそう言うのもわかるのですが、現代の感覚だと「他人に委ねるのではなくて、自分を振り返るためのもの」が近いのではないでしょうか。

これを前提にご自分の好きな占いをしてみてください。
心当たりのあること、気付かなかったこと、違うなぁと思うこと、それぞれ自由に感じて良いのです。
私は占って、自分を振り返って自覚することが楽しいです。
あとは「この人の声心地いいな」とか「話し方が素敵だな」とも思います。

占いってカウンセリングに近いものだと考えています。

aor1ngo.hateblo.jp


まず何が知りたいか、それについて聞きながらカードを引き、相手の言葉とカードの内容を照らし合わせ、近付けながら話を掘り下げていきます。
相手の知りたい答えに近いことが出たら着地できるものだと思っています。
私が誰かを占うときは(悩みが余計に深くなる様な)負の方向へは導かないように心がけていますが、「占い」とは言いつつも別世界が見えている方と見えていない方では話し方や内容がちょっと違うのが一番興味深いです。

さて、ここまで占いについて書きましたが、占いが好きな人たちって「知りたいこと」を口にした時点で既に答えが頭の中に出現していると言うことを自覚されている人たちはどのくらいいらっしゃるのでしょうか。
何か知りたいことがあるときは、騙されたと思って自分に対する簡単な質問を出来るだけ沢山考えてみてください。
意外と全部答えられませんか。
私は中高生の時、日常的にこれを繰り返していました。
つまりその「知りたい」ことの大半は「悩み、迷い」に近いものや、どうにもならないことなのです。
本当にわからないことは「知りたい」とも思わない、知らないものは考えられないもの。

今年もまた新たな扉がたくさん開きそうです。
私の扉はどんなものかな?
全然予想もつかなくて楽しいです。
占いしながら妄想しつつ、その内容を忘れちゃう。
それも人間の得意技のひとつ、最も早く幸せになる方法でしょうね。

自分を知って、楽しく生きましょう。
今日明日は満月。
月を見ながら占いをしたり、何にも言わない月に話しかけてみても良いかもしれませんね。
悩んでいることは神様にしか言わないという文化を持つ国もあります。
神父様に打ち明ける人もいますね。
色んな方法があります。
それぞれに合った方法で、考えもストレスも毎日自覚したら、少しずつサラサラと水に流していきたいものです。

お題「リラックス法」