あおりんごの凡ぶろぐ

美大を卒業した後、色々な経験を経て、現在は個人事業主&作家活動中

赤ちゃんや動物に共通するコミュニケーション方法

幼馴染のお子が産まれた〜御目出度い!
しかも一粒万倍日&天赦日が重なったという最強に縁起の良い日。
めちゃくちゃ良い子に育つ予感しかしないですね。
そんな日だったって知ってたけど、特に何も進捗のなかったあおりんご。
でもずっと幼馴染の安否が気になってたんだ。
本当に良かったなぁ。

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さてっ!
周りにいいことが起こるとなんだか自分にも良いことが起こりそうじゃないですか。
知らんけど。
年始から踏んだり蹴ったりな展開が盛り沢山だったから流石にそろそろ良いことあっても良さそうだなって。
これは体験談なのですが、人に「良いことあるよ」って言われると絶対良いことある。
これは逆も然り。
言霊というか、そのワードが脳に刻まれてそれに当てはまることを無意識に探しているんだと思います。
起きてほしいことは自分でも口に出して、誰かにも言ってもらって、脳に刻み込むと良いです。

私はなるべく人を褒めるようにしています。
親と親の友人とのお食事会の時に自分の親について褒めただけで2人とも驚いていたな。
私と親の友人の子供が小さい頃からお互いの親が謙遜しまくっているのを目の当たりにしていたのですが、あんまりよろしく無い文化だと私は今でも感じています。
私は自分の大切な人たちは褒めたいです。
これだって言霊だし、巡り巡って自分にも返ってくると思います。

そういえば言葉って何故出来たんだろう。
進化を遡れば
ジェスチャー話し言葉→絵や道具作り→文字
の順番だったんじゃないかと考えます。
ジェスチャーも手話のようなものだったという説もあるほど。
BTSメンバーのVも手話が出来るんですよね。
「Permission to Dance」のダンスにも手話が組み込まれて話題になりました。
突然ぶっ込んでくるオタク話。

言葉とは、話す対象がいないと生まれなかったモノだと思いませんか。
「誰かに何かを伝えたい」からこその表現方法だったと思います。
それは今ほど複雑なモノじゃなくて、本当に赤ちゃん並みの単純な言葉や気持ちだったんじゃないかな。
「好き」「嫌い」「美味しい」「美味しくない」とかね。
それが段々と気持ちや情報の共有に繋がり、そう、そこから自分と他人を比べたり、違いを認識して徐々に個が確立して行ったんじゃないかしら。

まるでアダムとイヴが手に入れた知恵の実みたい。
「好き」にも色んな種類があるし、クローンじゃないから自分と全く同じなんてないですからね。

でも「同じ」と一括りにする能力も人間のみが持っている事のようです。

「好き」な人に対して「好かれたい」って思うことだってそうだ。
子供は親に好かれたいし、親も子供に好かれたいし、自分の好きな人は自分の大切な人にも好きになってもらいたいものです。
結果、謙遜は生産的ではないし誰も得しないということです。

近年、周りが幸せに溢れているので赤ちゃんに接する機会も多いあおりんご。
色んな赤ちゃんや子供と遊んで観察していてふと、理系のとある分野にいたときに学んだ動物の躾方法や行動心理学について思い出しました。
動物は大体人間でいうところの3歳児並みの知能を持っていると言われています。
言語を習得していない本能的な人間と、発する言語が違う本能的な動物、3歳までの知能は同じ、ということはもしかして同じ方法が応用できる?

1、良いことをする→高い声(聴覚)と笑顔で褒める(視覚)
2、悪いことをする→低い声(聴覚)で無表情で叱る(視覚)

赤ちゃんにも動物にもこの2点を念頭に置いて接し続けた結果、どちらにも効果覿面でした。
でもこれを教えても理解して実行出来る親も飼い主も少ないのが現状です。
可愛い&好かれたいが為に悪いことをしても高い声と笑顔で伝えてしまう。

竹中直人の「笑顔で怒る人」を思い出します。

まだ言葉が理解できない者たちには混乱の種になるだけです。
これは全くお互いの為にならない事だな、と私は思うけれど、皆「可愛いから」って言う。
ただ言葉が通じないだけで理解力はあるのだから、分かりやすく伝える力が必要だと思うんだけどな。

違うのかな。

私が大好きな海外の言語病理学者クリスティーナさんとパートナーの方はステラという犬に人間の使う言語を教えてコミュニケーションを取っています。
クリスティーナさんが用意したボタンをステラが押すと、人間が録音しておいた音声で人間の言葉を発するように設定されています。
その言葉が何を示すのかを一つ一つ理解させて行くと、人間と動物がコミュニケーションを取れるようになるのです。
現在ステラは45語以上を話し、最大5つの単語を組み合わせてフレーズを作成して会話をするそうです。

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言葉を理解していても話すことが出来ない様な言語障害を持つ方にも有効なのではないでしょうか。

先日、話すことの出来ないASD (自閉症スペクトラム)のお子さんを大切に育てている親御さんのSNS記事を見かけたのですが、絵(視覚)と単語(聴覚)を組み合わせたマグネットを利用してフレーズを作っているというコミュニケーション方法を取っていました。
何かしら脳に障害を持つ方は実際にお会いすると誰よりも美しい心や世界で生きていて「天使」と表現されている事が多いです。
親御さんも色んな方法を駆使されていることがうかがえたし、誰よりも子供を愛していて少しの成長もほめていて、素敵な関係だなと感じます。

コミュニケーション方法というものは幅広いけれど、どれも根っこは同じように感じます。
愛している人や動物とただ気持ちを伝えたい、共有したい、理解したい。
人間はちょっと複雑に考えがちなので一歩間違えばすれ違ったり、表現や受け取り方が十人十色なだけに中々思うようにいきませんが、お互い混乱しないように出来るだけ簡潔で素直に伝えていけるように努力したいですね。


写真は今日お散歩がてら寄ったカフェのケーキ。

お題「ペットを紹介します」