あおりんごの凡ぶろぐ

美大を卒業した後、色々な経験を経て、現在は個人事業主&作家活動中

問答無用でリセットされる毎日

生きる感覚が変わったお話。

好きな人とお付き合いすることになるまでの私は、毎日ただ日常が続いていくと思って生きていた。
好きな人とお付き合いすることになると、それは一変した。

好きな人と付き合ってからの1日1日が全て途切れている感覚があることに気付いた。
1日1回、自分が息を引き取り、朝になると新しく生まれ変わっているかのように。
1日ずつ違う自分がいる感覚。
常に変わらないのは、私の中の好きな人の存在と「好き」という想いだけ。
好きな人に好かれていることでもう自分の人生に大満足しているので「今を生きている」というよりは「その日その日で息を引き取る前提で生きている」感覚。

幸せ過ぎて、毎日自分が「無」にリセットされているのだろう。
それかパラレルの自分が体験しに来ているのか。

本来なら、私は今世で好きな人と結ばれていなかった可能性もある。
だけど今は好きな人から好かれている状態。
こんな素敵なことなら1日ずつでも、違う私だって体験してみたいだろう。

私は大学時代、好きな人に彼女がいると知るや否や、好きな人を知ることをやめた。
必要以上に近づかないし、会話もしない。
ただ「今日もあの場所にいるな」と遠くからチラッと眺めて終わった。
卒業してからも連絡はほぼ取らなかった。

だから好きな人のことは未だによく知らない。
今は付き合っているのに、あまり深追いしてしまわないようにブレーキをかけることがある。
ただ、そこで自分が色んなものにブレーキをかけていたことに気付けた。
少しずつだけどそれを外せるようにしてみたり、自分も変化していることを感じる。

好きな人と再会してから、不思議なことばかりだ。
「本当にこの人なのかな?」と不安になることもなくなった。
他の異性に対する興味がなくなった。
好きな人が驚くほど、私が異性に対して冷ややかみたい。
私は冷たくしているつもりはないけど、本当に興味がない。

私は私の人生を生きる。
そのためには好きな人と、家族や友人たち、作家仲間、ファンの方々と仕事上の人間関係で十分。
本当に大切なことはシンプルなものだな。