あおりんごの凡ぶろぐ

美大を卒業した後、色々な経験を経て、現在は個人事業主&作家活動中

こんなにスムーズな恋愛でいいの?

毎週整骨院に通っている私。
制作していると腰が危うくなるものなのです。

施術が終わる頃に好きな人から連絡が入る。
近くまでお迎えに来てくれたわけです。
遠くにいてもこちらに向かって歩いている姿がわかる。
待っていると、私に気付いた好きな人が走ってきた。
ワンコみたいで可愛い。
そして目の前で手を叩き某チェーン店の社長の真似をしてハグしてくる。
もう初っ端から笑かしてくる。
この瞬間だけでもめちゃくちゃ幸せを感じた。

前日、好きな人からの連絡で「前々からあおりんごが行きたがっていた展示に行こう」と言ってくる。
スケジュール的にどう考えても展示観る時間が少なくて慌ててみることになるから別の予定にしようと数日前に2人で話し合った気がするけど忘れちゃったのか、それとも早く私を連れて行きたくて仕方ないのか。
どちらにせよ好きな人の意思を尊重してみよう。と考えていた。

手を繋ぎながら、ランチを考える。
好きな人が「そういえば某チェーン店が近くにあるよ」と言うので、一駅お散歩がてらそのお店へいくことに。
お散歩中、好きな人が展示について「やっぱりスケジュール的に無理だから、日を改めよう」と伝えてきた。
そのことについては賛成だし、数日前に別の日にしようという会話をしたと思っていたという話をすると「そうだっけ」という顔をしていた。
あれは幻だったのだろうか。
でも思った通りに予定変更になったことにも驚いた。

このチェーン店には好きな人は意外にも初めて入ったとのこと。
私は2、3回行ったことあった。
二人ともランチの丼を頼むも、好きな人の食事ペースは早い。

ご飯を食べ終え、ゆっくりしてから店を出ると、行ったことのない商店街が見えた。
そこはおじいちゃんおばあちゃんの聖地。
もしや、この前2人で健康長寿を祈ったからここに呼ばれた?
有名なお寺へ行ってみてお詣りをするも、二人とも初めて来たので何が正解かわからぬまま祈り終えたのだった。

しばらく商店街をぶらりと散歩。
「お茶したいね」と言うことで、喫茶店かカフェを探すもなかなか見つからない。
一人だけ先客がいた。
結構歩いた先で和菓子屋さんの小さな甘味処を見つけたので吸い込まれるように入店。
好きな人は最近お汁粉にハマっているらしい。
私は大好きな豆かん
真冬に豆かんは寒かった。
追加でお団子も頼む。
好きな人は甘党で肝臓が悪いらしいけど、和菓子ならまだ乳製品がないからいいと思う。
先客も帰り、私たちが最後のお客さんになった。
「おじいちゃんおばあちゃんになってもこうしていたいね」
なんてサラリと言う。
そうだねって流したけど、内心「今の何!?」てなっていた。

茶店を出て電車に乗ってバレンタインイベントを見にいく。
大きめの駅なので人がたくさんいた。
好きな人は人混みが苦手なのだ。
しかし「不思議なんだけど、あおりんごといると人混みが平気なんだ。シールドがあるみたいに安心感がある」と言ってくれた。
可愛い。
バレンタインイベントも人混みだったけど、キョロキョロしながら楽しそうにしていた。
「母親にも買って行ってあげようかなぁ」と言っていたけど結局二人とも何も買わなかった。

少し疲れたのでまたもや別の喫茶店へいく。
早いものでデパートではお雛様が売られていた。
好きな人がお雛様を見ていて「こういう顔って作り手の癖が出るよね」という話を嬉々としている中、私は急に頭の右上がとても痛くなって「ごめん、私ここにいられない」と伝えてその店を出た。
右上の方が痛くなるときは大体“私が何か間違えたりして神様に怒られている時が多い“ということを好きな人に伝えると、痛い方の頭を撫でてくれた。
優しいなー♪と思ってたら、2、3回頭を撫でてくれたあたりで本当に痛みが消えて驚いた。
「そういえば2回目あたりで撫でている指が痛くなったから痛みが移ったのかも。前も親の痛みをとった事があるよ」と言ってて2度驚いた。

歩いているときの会話
好きな人:なんだかんだ結婚する気がする
私:??(なんだ急に)誰と?
好:あおりんごと。恋愛に疲れたときに、もう恋愛したくなくなって擬似結婚指輪を作ってつけようと思った事があるんだけど、そのとき不思議なことに急に金属アレルギーになって出来なくなったんだよね。
私:あ、再会した時、友人の結婚の話になって好きな人の薬指を私もチェックしてた気がする。あれで指輪つけてたら連絡しなかったし、してもフェードアウトしてたと思う。
好:やっぱりつけるなってことだったんだろうね。
私:すごい計画的。
好:だからね、あおりんごとの結婚指輪作ろうかと思ってるんだ。
私:(異論はないけど、婚約指輪とプロポーズ飛び越えてきたぞ。でも虫除け用のリングは私も作りたいと思っていた!)いいね!作ろう。じゃあ喫茶店でデザイン考えようか。
※片想い歴10年の私とそんな私に告白してくれた好きな人と付き合ってから1ヶ月しか経ってません。

お互い美大卒の作家なもので、素材からデザインまで話がとんとこスムーズに進む。
3案出たけど、ひとつに絞られた。
まずは好きな人が初めて触る素材で作ってみるそうだ。
私は別素材で練習用に作ってみることにした。

帰ってから「あれってプロポーズだった?」と聞いてみると「あ、本当だ。指輪を渡すときに改めてプロポーズするね」とのこと。
好きな人はいつも色々飛び越えてくるな。
私は慎重派だからひとつひとつ物事を進めたいからいつも驚かされる。
でも不思議と全く嫌じゃない。

ひとつ気になるので後日聞いてみた。
私:あれって結婚指輪って言ってたけど、結婚する前の指輪は婚約指輪になるんじゃない?そう言いたくないならそれでいいんだけども。
好きな人:うーん。そうだね。でも指輪はどっちにしろひとつだけをずっと着けたい。
私:ペアリングとしてもだけど、私はとてもめんどくさいので虫除け用にとても欲しい(切実)
好:そうそれ!あおりんご以外ともう恋愛することないと思う。
私:私も。そういえば私もうひとつ指輪(練習用だけど)作ってるんだ。
好:え、どんなの
私:こんなの(写真)で、素材はこれ
好:えー欲しい
私:指輪はひとつだけって言ってたけどいいの?
好:あおりんごが作った指輪欲しい。
私:経年変化が起こるって点ついては好きな人が作ってる指輪の方がいいね。こっちはファッションリングでいいと思う。ただこの素材に気付ける人は中々いないと思うよ。
好:そうだろうね。
みたいな話をした。
いや、前々からリングは欲しいと思っていたけど、好きな人はアクセサリーつけないからどうなんだろうかと考えていたところだったんだよね。
それにしても本当にうまく行き過ぎじゃなかろうか。
自分でも驚いてしまうほど。

神様が私の考えを読んで好きな人を動かしているのかってほどスムーズ且つ先回りされてトントンと進んでいく。
他にも私の昔からの夢もさらっと思い出させてくれるようなことを言ってくることもあり、一緒に進んで行こうとしてくれる。
少しでも迷うといろんな方向から証拠が提示される感じで「この人だよ、大丈夫だよ、安心して」とお互いの神様やご先祖様にものすごい応援されている気がしてならない。