あおりんごの凡ぶろぐ

美大を卒業した後、色々な経験を経て、現在は個人事業主&作家活動中

帰って来ちゃう美大生たち

今日もぼっちのあおりんごです、おはようございます。
ぼっち活動も板に付いてきたな。と思うくらいには小さな頃からひとりぼっちです。
集団行動に向いてないんでしょうね。

卒業してから数年後、美大の先生と食事をした時の話です。
先生:うちの学科の生徒たち、皆一応卒業してから会社で働くんだけど、辞めて戻って来ちゃうんだよね。なんでだと思う?
私:うちの学科の授業や課題、個人ワークが多いですよね。他の学科の授業や課題はグループワークが多いですよね。そう言うことです。
元々個人で動くのが好きな人が多い学科ですから、そうなるのも無理はない。
これは美大生全員に当てはまると言うわけではありませんが、先生は納得していました。

美大をザックリ2つに分けると
・ファインアート:純粋芸術
・デザインアート:大衆芸術
と言うものがあります。

ファインアートはそれこそ絵画とか彫刻とか、細かく言うとその中にも色々あるのですが、純粋な個人の発想と表現と言ったところでしょうか。
誰かに好かれるためではないと言うか、自分の伝えたいことを他のフィルターを通さず率直に表現する感じです。
デザインアートもそう言う部分はあるのですが、ファインアートと違うところは誰にでもわかるように、はたまた依頼人の要望に答えたものです。
テレビ番組やCM、雑誌やチラシなどが代表的ですね。

私は大学時代、どちらにも属しているような学科にいましたが、学校のカラー的にはファインアート寄りでしたので、今でも目標としています。
ひとりで考え、ひとりでデザインし、ひとりで作る(時々協力者も挟みます)ので、難しいけれど、ややこしい人間関係などはないです。
そして縦より横の繋がりの方が多いです。

そんなわけで、みんなでワイワイ楽しく過ごすよりも、ひとりで静かにしていたい。
何度か同棲もしたことがありますが、だんだんと息苦しく感じました。
親からは「○歳になっても結婚せず恋人もいないならお見合いをしなさい」と約束をさせられたのは二十歳頃だったでしょうか。
そんな歳になったので、お見合い20回ほどしてみたのですが、肌に合わず。
異性にはそれなりに好かれるし、お見合いもぼちぼち上手く行くのですが、自分が無理でした。
でも良い経験にはなったので感謝しております。
関わった皆様にはどうか私の知らないところで幸せになっていただきたい。

そんなわけで私は今もひとり。
自由で寂しいけれど、気兼ねなくいつでも何処へでも行けることがとても楽。
「クリぼっち(クリスマスにひとりぼっち)」という言葉が流行った時期があったのを覚えていらっしゃる方はいるのでしょうか。
その言葉を知った陽キャ叔父からは、事あるごとに「ねえねえ、あおりんご!クリぼっちなんでしょ?(爆笑)」とからかわれまくりました。
とてもウザかったのですが、覚えたての言葉を使えるのが楽しそうだったので笑っておきました。
そういえば、あと半月でまたそんな時期ですね。

しかし親や親戚からは私の将来をとても憐れみ心配されます。
親の世代だと結婚しない人は異常者扱いだったかもしれないのですが、現代ではもちろん結婚して幸せに暮らしている人もいますが、離婚する人が多いです。
私の周りもそう。
しかもお子さんがいて、養育費を払う契約で離婚したはずなのに払ってくれないとか。
手続きの面倒さが増えたとか、一緒にいるストレスだとか、家事育児分担、お金の問題etc.
聞けば聞くほど、結婚のメリットが浮かばないあおりんごは、結婚してもしなくても異常者なのだと思います。
それを押し付けられる方が可哀想だとは思わないのかしら。
とっても不思議です。

ただ一度だけ、ふと考えたことがあるのは同じような立場の人と籍を入れること。
それだけで結婚したと言うことになるのであれば、籍を入れてからまた離婚すれば良いのかな。と。
そしたらもう誰にも何も言われなくなります。
とはいえ、赤の他人にご迷惑はかけたくないので実行することはないでしょう。

本当に現代を生きるって難しいです。
しかしそんな私も最低でもあと数年は生きられると思うのでやりたいこと全部やって生きてみるつもりです。
ダメ元で色んなコンペも出します。
頭の良い方は失敗しないように慎重に生きられるかもしれませんが、私はそう言う頭を持っていないため失敗から学ぶしかありません。
でも今まで後悔したことないし、以下の人生プラン通りに進めているのでこれはこれで良いのかな。
誰のものでもなく私の人生です。
自分で選択して進みましょう。

aor1ngo.hateblo.jp