あおりんごの凡ぶろぐ

美大を卒業した後、色々な経験を経て、現在は個人事業主&作家活動中

人間っていいな

人間になり損ねたあおりんごです、おはようございます。

自分を人間と思えたことありますか。
私は一度もないです。
「あっ今私人間っぽいこと出来た」と思うくらい。
でも周りにはちゃんと人間らしい人が沢山いる。
いつも「すごいなぁ」と感心して生きています。
なんで私は出来ないのかな。とも思います。


小さい頃から「家じゃなくて何処かへ帰りたい」と思って生きています。
かぐや姫はお迎えが来て一緒に連れて行ってくれるから良いですね。
私はどこへ帰りたいのかも不明だし、もはや放浪者。
家も家族も名前も頭では理解しているのに、私じゃない感がある。

何していても「変わってるね」と言われて息苦しかった。
でも「美大卒です」と言うと多少変わっていても言及されることはなくなり、少し楽になったように思います。おすすめ。

家族にも私のことは理解できないようで、兄弟にすら「あの人みたいになりたくない、普通に生きたい」と言われる始末。
中学生の頃まで一緒にお絵かきをしていたのに、私の絵を見て突然パタリと絵を描かなくなったのを見るに「なりたくてもなれない」ということかな。と都合よく解釈することにしました。

誰になりたいわけでもなく、人間にもなれず、何十年も図々しく生きています。
人より秀でたことも特になく、ただやりたいことを実行してきた。
「あなたは言っても聞かないから」となんとか育ててくれた両親のおかげですね。
人生のほとんどは両親の言うことは優先して来たんですけど今思い返せば「間違えたな」と感じているところもあります。
自分の人生なので、これからも言うことを聞かずに生きます。

たまに集中したくなって自分の背丈ほどの枝物やお花を買ってきては生け花をするのですが、植えたものよりも生け花はそれほど手をかけません。
先ほど何故かな?と考えてみたところ「生花とは言っても枯れゆく姿を見るものだと思っているから」だと気づきました。
枯れる過程が儚く美しいと感じます。
人間の身体も同じ。
前の日記の桜もそう。

 

今日の日記、おしまい。