名古屋に行ってきたあおりんごです。
目的は「あいちトリエンナーレ」(http://aichitriennale.jp)という3年に一度のアートイベントです。
ご存知ない方もいると思うので少し説明。
世界や日本各地で数年に一度行われるアートイベントがあります。
そのタイトルは大体○○(地名)ビエンナーレもしくは○○(地名)トリエンナーレとつけられています。
ビエンナーレ→2年に一度
トリエンナーレ→3年に一度
イタリア語からきている言葉のようです。
私は今まで
イタリアの「ヴェネチア・ビエンナーレ」
群馬の「中之条ビエンナーレ」
兵庫の「西宮船坂ビエンナーレ」に行きました。
とまぁいろんな場所で行われているイベントなのです。
大御所の作家さんから、まだ公に出ていない作家さんまで、たくさんの方の作品がその地域に集結されています。
古民家や旧校舎など現在は使われていない場所が展示場所に使われたり、美術館や商店街のお店も協力して展示をするなど、それぞれ点在しているので街を歩き回ることが多いです。
私は宝探しみたいで大好きなのですが、毎回迷子になって、辿り着いて、写真撮って、感動して☆とそんなこんなで疲れて夜はよく眠れます^^
※広範囲なので大体2日間ほど時間をとって行きます。旅行のようなものですね。
たくさん写真を撮ったけど、載せきれないので一部を載せてみます。
まずは岡崎シビコ屋上の栗原健太郎さん+岩月美穂さんの空間インスタレーション
向井山朋子さん+ジャン・カルマンさんのインスタレーション/パフォーマンス
青木野枝さんの旧美容室を利用したインスタレーション
こちらは違う会場にある青木野枝さんの作品。
わくわくする^^一体こんな大きな作品どうやって作ったんだろう?
一部ずつ運んで、会場内で溶接したのかな。
アルフレッド・ジャーさんによる黒板プロジェクト
「生ましめんかな」と書かれた文字はチョークで書かれたのではなく、プロジェクターで映し出されている。
真っ暗な空間の中に浮かび上がる白い泡が幻想的。
しかし泡があまり消えないし、手触りもふつうの泡と違うので何か混ぜてあるのかな。
写真撮ってもらいました。
ヤノベケンジさんの彫刻?「サン・チャイルド」
この子がメインキャラクターなのかな。
ダン・ペルジョヴスキさんの窓に直接描いたドローイング作品
名古屋の景色と一体化させて写真を撮ってみました。
○の中のタワーは名古屋テレビ塔で、夜にはオノ・ヨーコさんの「生きる喜び」という文字がライトアップされて浮かびます。
うっすら文字が見えるかな?
リゴ23の壁画
感想としては、主に3.11に焦点をあてたものが多かったと思います。
破壊と再生、そして復興についてということでしょうか。
六本木の展示で見かけた作品もいくつかありました。
すこし複雑な気持ちになりましたが、作品を作る、保存しておく、展示するということはとても大変なことです。
作品を作ることって、作家のパワーと命を作品に吸い取られて行く、または捧げていくものだとたまに感じることがあります。
誰かの役に立つわけでもない、誰かにとっては必要のないものかもしれないけど、作品というのは観る人の心を動かしてなんぼだと思っています。
アートなんてわからない。と言うひとがいますが、それはその通りです。
受け取り側次第で見え方も違うものだからです。
わからないものは無理に理解することはないし、難しいことは考えないでいい。
単純に理解できたものに心を動かせばいいだけなのです。
それが感受性というものが活躍しているときだと私は考えています^^
さて、名古屋グルメといえば櫃まぶし!
いば昇といううなぎ屋さんで食べました。(http://tabelog.com/aichi/A2301/A230103/23000727/)
香ばしくて表がカリカリに焼き上げられていて中はふっくら。
今まで食べたことのない感じの食感で美味しかったです。
帰りに大須のういろうとカクキューの八丁味噌を買って帰りました。