色んな作家さんにお会いすることが増えてきた。
作家さんの作品を見せてもらったり、自分の作品を見せたりして話は進んでいく。
色んなジャンルの知識を深めた方々とお話しすると10話せば100返ってくる。
私の作品を通してその知識が滝のように降り注ぐ。
非言語表現がここまで伝わるなんて、こんな感動あるだろうか。
今までの私は思ったことを口に出さずにひとり思考していた。
でも今は、沢山の仲間がいると知った。
感動で泣きそうになった。
ある作家さんが「この作品は、君が今読んでいる本にも通じるよね」と最後に言ってくれた。
全ての言葉が私に素直に染み込んでいくのがわかる。
私が求めていたコミニュケーション。
作家には年齢性別関係なく、知識と表現のみで会話は続く。
ずっと話していたい。
・哲学
・宗教
・解剖学
・歴史
・技法
・美術
・音楽
・量子力学
話は尽きない。
なんてなんて楽しく愛しい世界。
今の私には怖いものがない。
困ってることもない。
作ることも、話すことも、楽しい。
でも私は知っている。
このコミニュケーションは、お互いある程度の知識を持つ者同士のものだ。
この方法も楽しいけれど、私は自分の作品を通して、芸術の世界を知らない人たちを別世界に連れて行けるようにしたい。
ギャラリーのオーナーさんから聞かれた
オーナー:あなたはコンペとか出さないの?
私:私はそういうの合わないみたいです。
オーナー:そうかもね。あなたの作品は面白いから逆に周りが寄ってくるわね。この前のパーティーみたいに。
そんなこと言われたの初めてだった。
最近作品を見てもらってコンセプトを伝えると皆真剣に聞いてくれて「面白い!」と言ってくれる。
とはいえ、これは思考を絵にしているだけだからどう面白いのかはいまいちわからないけど、私は気に入っている。
実際私は自分の作品が大好きだ。
本当は売りたくないくらい。
でもまだ発表する機会は訪れていない。
種蒔きは常にしているので、そのうち来るのかなーとは思っている。
今はまだ時期じゃないのだ。